
禁断の甘い果実
第2章 *嵐の夜*
「……ただいまー♪……」
「おい、お前早く早く♪
懐かしい人達が来てるぞ♪」
「……あら誰かしら!……」
「……おばさん久しぶりです♪……」
「ご無沙汰してすみません。」
「……あらあ!……
優希くんと桐生くんね♪
久しぶりねえ!」
「……なんだお前……直ぐ解るのか?」
「そりゃ貴方。イケメンの顔は、
覚えてるわよ♪
二人とも益々イケメンになったわね♪」
「……いやそんな、笑笑……」
「……おじさんとおばさんもお元気?……」
「……はい!元気です……
また家族で来ますね♪」
「そうして頂戴♪ほんとに懐かしいわ♪
メニューは決まった?」
「……あ、まだです。笑笑……
あ、おじさん!
俺の好きな唐揚げ定食まだありますか?」
「……おお、あるぞ!……
優希好きだったよなあ♪」
「……じゃあそれで♪……桐生は?」
「……あ、じゃあ俺も!……」
「……唐揚げ大人気だな!……
待っててな♪」
「……はい!……」
俺達兄弟は昔からおじさんの作る、
唐揚げがほんとに大好きだったんだ♪♪
