禁断の甘い果実
第2章 *嵐の夜*
そしてその日一日の授業が、
淡々と終わり俺は家に急いで帰った。
……今日からお袋達……
帰って来るからまた騒がしくなるなww
……カチャ……
玄関の戸を開けるともう鍵が空いていた。
……あれ?……お袋達、
もう帰って来たのか?
「……ただ今♪……」
「……桐生♪お帰りなさい♪……
元気だった?」
「……ああ。おばさん達元気だった?……」
「……元気よ♪……
ちょっと落胆はしてたわ。」
「……まあそりゃそうだろ……」
「……桐生♪……
留守番有難うな♪ほら、お土産♪」
「……オヤジww……
土産なんて葬式だからいいって、
言ったのにww
俺もう子供じゃ無いんだぜ?」
……そう……心も体もな♡……
「……まあまあ桐生♪……そう言うな。
兄ちゃんの言う事ちゃんと聞いてたか?」
「……ああ。勿論だよ♪……
アニキ何時に帰って来るの?」
「6時までには帰るだろ?」
「シャワー浴びてくんね♪」
「……ああ……
行っておいで♪」
俺は風呂場に向かった。