
おもちゃのCHU-CHU-CHU★(坂内龍弥 ルート)
第5章 皆に秘密のラブラブ出張
「まあ、新作と言っても、元々ある物にちょっと手を加えただけの商品だけどね」
要するに、ポケット付きのショーツとブラジャーのセットのデザイン性を上げたと言う事らしい。
「この中身は、龍弥さんが仕込んで来たんですか?」
「うん、そう。一度ね、やってみたかったんだよね。遠隔操作プレイ」
そう言うと龍弥さんはニヤリと笑う。「会社の中で試すだけじゃなくて、実際に試してみないとね?」と。
「嫌? 嫌なら辞めるけど……」
「そ、そんな事、ないです! 龍弥さんがやりたいって仰るなら、アタシ……」
アタシがそう言って俯くと、龍弥さんはふわっとアタシを抱き締めて「有難う」と耳元で囁いた。龍弥さんが喜んでくれるなら、何でも頑張れる。だって、頑張れば頑張るだけ、龍弥さんは褒めてくれるし、労ってくれるから。仕事も、エッチも。
龍弥さんとお付き合いを始めてから、アタシの毎日は充実している。最初の頃は、会社に行くのが嫌だったのが、嘘みたいだ。まあ、会社に行けば、龍弥さんに会えると言うちょっと不純な動機ではあるけれど。
