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おもちゃのCHU-CHU-CHU★(坂内龍弥 ルート)

第5章 皆に秘密のラブラブ出張


 「じゃあ、僕も部屋へ戻って着替えてくるね。ロビーで待ち合わせしよう? メイクの時間もあるだろうし……。三十分後でいいかな?」

 「はい」

 「ちゃんと着けて来なきゃ駄目だよ?」

 「はい……。大丈夫です」

 「ん……」

 龍弥さんは、アタシの額に口付けを落とすと、自分の部屋へと一旦戻って行った。アタシは、言われた通り、オモチャの仕込まれた下着を身に着けると、龍弥さんが買ってくれたワンピースを着る。ちょっと──いや、アタシにしてはかなり短い丈で、恥ずかしくなってしまった。

 (でも、龍弥さんが買ってくれたんだもんね……)

 デザイン自体は、露出も少なく、可愛らしくて品が良い。取り敢えず、下着は見えないみたいだなと、鏡に色んな角度から映して見て安心するが、やはり落ち着かなかった。それはストッキングが、普段穿きなれていないガーターベルトで吊るタイプなのも理由の一つかも知れない。お腹まで包まれていないから、ちょっと不安なのだ。それにスースーするし。

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