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上エッチ新幹線

第25章 仲谷慎之助の事情⑦

「これに着替えればいいのかな」

麻琴はハンガーに掛けられた
バスローブを手に取る。

「一応はそういう決まりだけど」
「決め事は守らなくちゃね」

麻琴が着替えを始めると
俺は背を向けた。

いつもなら着替えを眺めたり
手伝いをしたりするが
さすがに麻琴が相手だと
そんな気分にはなれない。

「あ……あれ?」
「終わったか?」
「ぅん……でも……ちょっと……
小さいかな……」
「標準サイズだぞ。小さくはないと
思うけど……」

振り返ると胸だけが一際目立っている
麻琴が恥ずかしそうに立ち尽くしていた。

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