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上エッチ新幹線

第26章 城之内麻琴の事情①

引っ越した先は東北の山地で
これまで東京で住んでいた大きな家と違い
小さな部屋が2つだけの
古ぼけた平屋の家だった。

それでも両親は一人っ子の私に
部屋を与えてくれた。

両親の教育熱心な姿は健在で
私は勉強に明け暮れる日々を過ごしていた。

私には勉強しかなかったということもある。

東京の小学校でも
東北の小中学校でも
イジメに遭っていて
友達と呼べる人も居なかった。

『おっぱいオバケ』

これが私に付けられたあだ名。

年齢のわりに発育の良すぎた胸が
イジメの要因となった。

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