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上エッチ新幹線

第30章 結城翼の事情①

「あざーすッ!」

これで俺も慎之助さんに一歩近付いた。

「無理はするなよ。それと麻琴に料金を
返しといてくれないか?後で翼に渡すから」
「それは俺に払わせてもらえませんか?」
「翼が?どうしてだよ」
「授業料です」

今回のマコトの一件は
慎之助さんと菜々子ちゃんの為でもあるが
俺自身の飛躍の為でもある。

「翼……おまえさっきからとんちんかんな
発言してないか?」
「俺は元々おかしな奴ですよ」
「それは否定しないが。でも金は俺が払う」

これ以上の金の話は嫌われてしまう。

「では慎之助さんの御言葉に甘えます。
一皮剥けた俺を期待していてください」
「あぁ……よく分からんけど」

マコト!待ってろよ!

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