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上エッチ新幹線

第34章 伊原壮介の事情①

だからといって裏切りは御法度。

健太は陰湿なところも多々あるが
そこを除けば文句の付け所が無い性格。

思いやりもありユーモアもある。

ただ……女の好みは俺と同じだった。

時は高校の入学式。

クラス表が貼り出されている昇降口で
自分の名前を探している女子がいた。

俺はトイレに行っている健太を待っていて
少しの時間をもて余しているということもあり
その女子に声を掛けた。

『見つからないの?』
『ぁ……ぅん……』

俺の方に振り返った女子は
とてつもなく可愛く
瞬時にハートを射抜かれた。

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