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上エッチ新幹線

第38章 仲谷慎之助の事情⑨

俺はきっと心の奥底では
彩乃の想いに気付いていたんだ。

気付かないふりをして
彩乃の親友を演じていたんだ。

彩乃……どうして今日まで
俺に想いを伝えてくれなかったんだ?

あの頃の俺は彩乃への想いは
無いに等しかったが
彩乃を受け入れていただろう。

彩乃を女として見て
好きになっていたと思う。

どうして親友という関係を築こうとした?

適当でガサツで男勝りの彩乃と
今の彩乃は対照的であり
この姿が本来の彩乃なんだろうと
思わずにはいられない。

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