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上エッチ新幹線

第7章 財前朋美の事情①

今日までの三ヶ月間は
年上で余裕がある女性に扮し
自分を卑下し
可哀想な女を演じた。

そんな私に慎之助は優しく接してくれた。

慎之助の熱い眼差しを幾度も感じ取り
そろそろ抱かれてもいいかなと
踏ん切りが付いたのが今日である。

ただ……誤算があった。

慎之助が私に施す対応が
あまりにも胸キュンで
あれだけ憎く思っていた
主人の浮気を忘れさせてくれた。

私は慎之助に惹かれていた。

理由は変わっても根底の部分は同じ。

慎之助を独占したい。

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