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兄とイケないこと始めませんか?

第4章 やめられない

翔馬兄ちゃん……
彼女連れ込んでたんだ……

どうしよう、あれ絶対……
風呂場の状況を想像してしまう。

あぁ、とりあえず鉢合わせしたくない。
朝まで籠もっとくか……
シャワーは朝としても、夕食!
二人が風呂に入ってる間に冷蔵庫を物色しに行くか。

階段を滑るように駆け下り、冷蔵庫を開ける。
500mlの水のペットボトルと、カップ麺にポットのお湯を注ぎ、バナナを掴み、階段を駆け上った。

彼女さん、喘ぎすぎ……
リビングまで聞こえてたよ……

あ。だめ……
下の口がジュワッとした。

紛らわすために水を口に含み、バナナを口に放り込む。

エロい思考回路が働き出すと止まらないもので、バナナにまで変な意識をしてしまい、自分にあきれる。


ちょっとだけ…………
パンツの中に自分の手を滑りこませた。

あ。ほらやっぱり……
壱兄のせいで感じやすくなってしまったのだろうか。
手に絡みつく液体は紛れもなく私から出たもので、それがなんなのか、私はどうしたいのか……

自分の欲にまかせ、ゆっくりと手を這わせる。


「ぁ……」


ビリッと全身に走るこの衝撃の虜になってしまった。

下では兄と彼女さんが雄と雌の交わりを行っていて、私は部屋で快感に浸ろうとしている。

声は出すまいと、ハンカチを噛んだ。

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