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兄とイケないこと始めませんか?

第4章 やめられない

ベッドに倒れこんだ私はしばらく動けずそのままの姿でいた。


「もぉ、立てないじゃないっ」


階下から翔馬兄ちゃんを叱咤する彼女の声が聞こえた。

どんだけヤったんだ……?
って、人のこと言えないか。
ジンジンと熱を持った下半身の疼きを感じながらそう思った。


「きゃっ………あぁっ…まだっ…するのぉ?」


体を起き上がらせたときだった。
それはまた唐突に私の性欲を刺激した。


「これで…んぁっ……最後だからねっ」


他人の喘ぎ声を聞くなんて初めてなもので、私にとてつもない影響を与えた。

キュンと穴が引き締まる。


「はぅっ……」


ヒクヒクするお豆に指を這わせ、快感により動かせなくなりそうな指に力を込め、穴に滑りこませた。


「ああああぁぁんっ……」

「まだイクなよっ……ちかっ」

「だめっ……あぁっあっんああぁっ」


あんなに燃え上がっていると聞こえないだろうが、必死に歯を食いしばり、ザラザラとした壁を指で激しくこする。


「んっ…んっ…んんーーーーっ」


快感に膝をこすりあわせ、体をくねらせる。


「壱兄………」


そして大好きな名を呼びながら2回目を迎えた。

すると急激な眠気に襲われ、そのまま眠った。

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