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「分かってるよ
…でもね、親にも相談したんだ

だから翔ちゃん達にも

お願いしたいんだよ」

「何を？」
興奮している先生に代わって、リーダーが静かに言った

「…かずは、こっちで暮らしてる事にしてほしい」

「要は、和也の親を騙せって事か」

「…簡単に言えばね」

「それを…"はい、そうですか "なんて言えると思うか？」

リーダーの言うことは最もだ

まーくんに肩を抱かれたまま、ただ聞いてるしか出来ない俺は、どうしたらいいんだろう

だって
俺はまーくんと離れたくない

だけどまだ俺は未成年で
名前だけの「保護者」は親で

あくまでも「問題のある子どもを預けている」と言う状態だから
俺に自由はまだないんだから

…口なんて、だせる訳がない

「分かってるよ…
でもさ、かずにとって皆で住むのは

プラスになるのかなって思ったんだ」

まーくんは分かってるんだ

いくら慣れたと言っても、まだまーくん以外に心を開けてない事が