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天気予報の恋人

第2章 chapter 2



「まーくん!!早く早く!」

「もーっ!飯くらいゆっくり食わせろっ」

5日目には

僕はすっかり慣れて

相葉さんを「まーくん」と呼ぶようになっていた

話も、出来るようになった


まだ、翔先生とリーダーとは

少しぎこちないけど


朝も

一人では降りられないけど



まーくんは「充分だよ」って言ってくれた

翔先生も、リーダーも

何も言わずにニコニコとしてくれてる



僕は、僕のままでいい

焦る必要なんてない



…だけど

それも僕にとっては

まだ怖かった



優しくされればされるほど

どうして良いか分からなくなる



だって

こんなに構ってもらった事

一回もない

…優しくされた事なんて、ない



それでも

まーくんにだけは

何故か甘えられてた

少し、我が儘も言えるようになった


だってまーくんは

いつだって、笑ってくれるから

僕の我が儘も

「そんなの我が儘って言わないから」

って、受け止めてくれるから





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