天気予報の恋人
第2章 chapter 2
「ごちそうさま!」と言った後
まーくんは
「はい、お待たせ。歯みがき行くよ」
隣でじーっと座って待っていた僕に笑いかけた。
僕に話しかける時は
必ず笑顔のまーくん。
トレイを持って
流しまで持って行くのも一緒。
「かず、本当食わないな」
「でもお腹いっぱいだよ」
まーくんは
僕の食べる量を凄く気にしている
他の人の量なんか分からないから
これが普通だと思ってたけど
どうやら僕は
みんなの半分位しか
食べられてないみたいだった。
でも
家ではこの量だったし
おかわりなんか
出来なかったから
すぐにお腹いっぱいになって
入らないんだもん。
翔先生が
「食べてないから胃が小さくなっちゃったんだね」
って言ってた。
少しずつ、たくさん食べられるようになるよ
って
悲しそうに笑ってた