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天気予報の恋人

第4章 chapter 4


でも

「後で連れてってあげる」

って言われたら

やっぱり嬉しい



…だけど

外は、やっぱり怖くて



まーくんと一緒なら

大丈夫かと思ったけど

…無理だった



変な汗が出てきて

いたたまれなくなる

何とも言えない恐怖感が、全身に纏わりつく



何が怖いのか

自分でも分からない


だから、それが不安で仕方なくて



店が休み、と分かった時は

とにかく早く

帰りたくなった




そんな俺を

まーくんが心配してるのが

苦しいくらいに伝わってきて

…胸が痛かった






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