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…ったく。
なんであんな美夜は隙だらけなんだよ。
つか、朝美のヤツどこに行った？
まだ学校でたばかりだろ。
俺は右へ、左へと曲がり、いろいろな店に入る。
それでも朝美は見つからない。
仕方ない。
学校から無理やり聞こう_____。
そして、俺は学校へ戻る。
職員室へ行き、武井先生に尋ねる。
｢柊一の家はどこだ。｣
すると武井先生は呆れたように言う。
｢私はあなた達の担任よ？わかるわけないじゃない。それに個人情報よ。言えないわ。｣
と頑として教えてくれようとも、調べてくれようともしない。
｢もういい。｣
俺はそう言い放ち、また朝美を探そうとすると_____。
朝美が昇降口にいた。
なんでも忘れ物を取りに来たらしい。
俺は大声をあげて引き止める。
｢おい！｣
朝美はびっくりしたように振り返る。
｢なに。どうしたの？｣
｢柊一の家知らないか。｣
俺が尋ねるとまたしても呆れたように言う。
｢柊一君と仲良いのは美夜だけだよ。知ってるわけない。｣
……無駄だったか。
そう思って自力で柊一の家を探そうとすると
｢美夜が心配なんでしょ。美夜の電話番号なら知ってるよ。｣
と朝美が携帯をカバンから取り出す。
俺もその手があったと携帯を取り出し、教えてもらう。
｢悪用すんなよ。｣
それだけを言い放ち、朝美は学校を出た_____。
すぐさま俺は電話をかける。
……美夜！
早く出ろ。
しばらく呼び出していると_____。