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エロース …ときめき探求物語

第10章 感情入れちゃダメっ!!

富貴子が上司から
いきなり依頼された事務処理は
確かに膨大な量だった…。


『もう!!所長。 これからは各部署の個別の業務を安請け合いしないでくださいね!!』

秘書の桃香は
少しご機嫌ななめになりつつ
満が肩代わりした
富貴子の事務仕事を手伝っていた。


『でも…私… 所長のちょっと情に脆いとこは好きかもしれないですが…』
と不機嫌なりに
満を気遣っていた。


―――――!!
い、今、桃香ちゃん
俺を好きだっていったよね?
あのポッテリしたキスしたら
柔らかくて気持ちよさげな唇から…
確かに
好きって………

…………お、俺に気があるのか?
俺の妄想上の愛人が
千尋と同じ肉体上の愛人になる
可能性はゼロじゃないのか?


満は最低な身勝手な妄想を抱きつつ
せっせと事務処理に励む
桃香の豊満な腰つきを
鼻の下を伸ばしながら見つめていた…。

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