テキストサイズ

エロース …ときめき探求物語

第10章 感情入れちゃダメっ!!

ごみ置き場の片隅…

満は自分の可燃ゴミの袋から
紙箱を10㎝弱の大きさに
手で破った紙片を取り出して
富貴子が手で広げている資源ゴミの袋に
移しかえる作業をしていた。

あと少しで
すべての紙片を移しかえ終えようとしたとき

―――ポロッ……。

丸まった状態のティッシュが
袋を開けてしゃがんでいる
富貴子の足元に
コロコロと転がり落ちた。


………えっ?あっ!!
ああっ!!
やば…ヤバイ!!

満の心は激しく動揺した!!

そのティッシュは――――――――――っ!!
俺が昨夜
千尋とのSMプレイを思い出して
オナニーして射精した精子と
そのあとまだムラムラし
妄想のなかで
桃香の豊満なナイスバディを
縄で縛り上げて悪戯してることをオカズにし
2発目のオナ射したときの……

2回分のオナに使用したやつだ!!

今朝
このごみ袋に移しかえたとき
まだしっとりとしてて
半乾きだったティッシュじゃないのか!!

満は慌てて
富貴子の足元に転がり落ちたティッシュを
拾おうとした!!

拾おうとしたが遅かった。

富貴子がその丸まったティッシュを
拾ってしまったのだ
そして
指先から伝わった湿りに
このティッシュがつい何時間か前
何にしようしたのかが分かったような反応を
浮かばせながら

『……あ…… はい…』と
満にその丸まったティッシュを手渡した

満はとっさに…
富貴子もつい…
ほぼ同時に

『あっ…どうも…あのスミマセン…』
と言葉を発してしまい
二人とも気まずさの
苦笑いをこぼした。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ