エロース …ときめき探求物語
第10章 感情入れちゃダメっ!!
『ごめんなさい… …私…いつ以来だろう?こんなお漏らししたの………』
身体の震えがおさまった
富貴子は
非常階段の踊り場の床を
一面に濡らせてしまったあとを眺めて
しみじみと呟いた。
『あの… さっき言った「感情入れちゃダメ」って?』
と満は
下半身びしょ濡れのままで
床にへたりこむ富貴子のとなりに座り
肩を抱きながら尋ねてみた…
『あ…私…このまま所長さんに抱かれたら、決心が揺らぎそうな気がしたの… 所長さんを好きになったら、身体を売りたくなくなるもん。』
と少し寂しげな笑顔で
富貴子は答えた…
『だから、もうここまで。私…ごめんなさいね…
自分から誘いながら… …でも所長さんも私みたいな厄介な子持ち女と最後までいったら泥沼だよ。 ……東京の奥さんに申し訳ないもん…』
満は黙って
富貴子の肩を抱いていた。
――――
『じゃあ… 今夜はありがとうございました!!
私…今夜の思いでだけで、旦那と健太とともに生きていきます。さよなら…おやすみなさい!!』
富貴子はそう囁いて
非常階段から
去っていった…
そして
最後にもう一度
満に振り返り
『あ!!ゴミ分別間違えないでくださいね』
そう
悪戯っぽく言葉を満に残していった。
身体の震えがおさまった
富貴子は
非常階段の踊り場の床を
一面に濡らせてしまったあとを眺めて
しみじみと呟いた。
『あの… さっき言った「感情入れちゃダメ」って?』
と満は
下半身びしょ濡れのままで
床にへたりこむ富貴子のとなりに座り
肩を抱きながら尋ねてみた…
『あ…私…このまま所長さんに抱かれたら、決心が揺らぎそうな気がしたの… 所長さんを好きになったら、身体を売りたくなくなるもん。』
と少し寂しげな笑顔で
富貴子は答えた…
『だから、もうここまで。私…ごめんなさいね…
自分から誘いながら… …でも所長さんも私みたいな厄介な子持ち女と最後までいったら泥沼だよ。 ……東京の奥さんに申し訳ないもん…』
満は黙って
富貴子の肩を抱いていた。
――――
『じゃあ… 今夜はありがとうございました!!
私…今夜の思いでだけで、旦那と健太とともに生きていきます。さよなら…おやすみなさい!!』
富貴子はそう囁いて
非常階段から
去っていった…
そして
最後にもう一度
満に振り返り
『あ!!ゴミ分別間違えないでくださいね』
そう
悪戯っぽく言葉を満に残していった。