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エロース …ときめき探求物語

第4章 トキメキはピーンと硬くなった乳首から

咲は
その話を聞きながら
思った…………。

世の中には
真っ直ぐに思いを伝えても
それを逆手にとって
酷いことをする人たちがいるってことを…。

私だって…

満のこと
いつも大事に思って
私にできることを
一生懸命してるのに…

週末楽しみにしていた映画と買い物も
すっぽかされて
昨日はいくら仕事だからって
メール1つで『帰れない』って片付けられ
ここ何年も
キスすら…
いや手さえ握ってくれてない…

なんか
私が満になにかをしてあげたいって
思うたびに
満はどんどん私から興味を失っていくような…

そんな気がする。

きっと…
寺門さんは
そんな私より
もっともっと寂しかったのかな…

――………ごめんね寺門さん
私は
寺門さんにそんな過去と事情があったのを
まったく知らないから
今まで
ちょっと寺門さんを
エッチなだけのお客さんってだけ
思っていたよ…。

私への
乳首舐めには
寺門さんのそんな
思うようにいかない
人生の重さが背景にあったんだね!!


咲は
すこしだけ変わっている…………。
彼女は感情移入が激しいのだ…
そして
ある意味
慈悲深い………。

それがいい点でもあり
難点でもあるが

太になぜか感情移入をした時点で
咲の
太に対する
キュイ――――――――ンなトキメキは
上昇していった。

咲きは
両手で太の頬を包み込むようにしてはさんでから
額を太の額にくっつけて

『寺門さん… よかったらもっと舐めてください』
と自ら太に
乳首への愛撫を求めた。

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