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エロース …ときめき探求物語

第8章 住めば都? 

―――
日曜日の早朝6時半……
千尋からアパートを追い出された満は
自宅マンションへと帰ってきた。

千尋のアパートからは
地下鉄で2駅

『こんなに近くに千尋…ちぃは住んでたんだ…』



――――
『なんで私じゃダメなの…』
『あんなおとなしくて真面目な咲ちゃんなんて
満とうまくいくはずないよ~!!』
『ねえ!!私…別れたくない!!』

満が別れを切り出したあの日から
7年目の夏。

この間に

『人生、ケセラセラ…。なるようになるわよ』
と笑顔で話せるようになった千尋…

俺は
千尋を傷つけたのか?
千尋を傷つけたから咲と今
すれ違いの日々なのか?

満はそう自問自答しながら
自宅のマンションのドアをあけた。

満は
まずはシャワーを浴びた。
昨日の千尋との偶然の再会からのお酒が
まだ身体のなかに残っている気がした。


熱いシャワーを浴びて
ベッドに横たわると
満はウトウトしはじめた。
そして…
夢を見始めた…。

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