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エロース …ときめき探求物語

第9章 禁断ノート

『おつかれさま―――――――――!!』
咲は
その日も
テオーリア双葉ショッビングセンター店の
店長代理の仕事を終えて
店を閉めて帰るしたくを整えていた。


その時
お店の電話が鳴る

『はい。お待たせいたしました。テオーリア双葉ショッピングセンター店です。』
と咲…。

―――『あのぉ――……。そちらは自宅出張サービスはできますか?』
と少しだけ
こもったような男性の声が受話器から聞こえた。

『はい。高齢者のかたへの自宅出張はいたしております。』

―――『いや…高齢者ではなくて、僕なんですが……』

『失礼ですが、年齢が60歳以上をサービス対象にしていますので… ……申し訳ありませんが…』
と咲は
断りの言葉を口に出そうとしたが

―――『今ちょっと足を骨折しちゃってて…
ただ…… パソコンに向かう仕事をしているもので、かなり肩がパンパンになっていて、眼精疲労も酷くて……   ……やっぱり無理ですか…』
電話の向こうから
困った感一杯の男性の声…

咲は
少し気の毒に感じてしまい
電話の横にある
セラピストの勤務シフト表を眺めた。

……!!
あっ。
私なら明日の夕方以降なら時間があるかも!!

咲は
『あの…。そういうご事情なら、今回に限り訪問サービスで施術をさせていただきましょうか?……少し割高になっちゃいますが……。いかがでしょうか?』
と親身に対応した。

――――『本当ですか?助かりました。ありがとうございます。』
と嬉しそうに
男は電話の向こうで
丁寧に礼を述べた。

『では、ご住所と連絡先を…』
先は
手元にあった
ボールペンをとりメモをとろうとした。

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