びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】
第1章 かりそめの遊艶楼
❦和也Side❦
絡まり合う舌と舌の動きに
次の展開への期待が増して身体が疼く
褥部屋までの距離でさえもどかしい
もうこのまま居間ででも良いから、早う翔様と一つになりたい…
唇を重ねながら
翔様が着物を剥ぎ取るから
背広をスルリと脱がせ
スボンのファスナーに手を掛けた
「あっ!!」
思い立ったように翔様がガバッと僕の肩を引き剥がした
「…翔様…?」
「ごめん、和也。
走ってきたから、俺、すっげぇ汗かいてる」
「此処まで走ってこられたのですか?」
「色々と事情があってね…車使うと後々面倒でさ
よし、和也! 風呂行こう! ほらっ!」
翔様は僕の手を引いて
風呂場に向かった
いそいそと服を脱ぎ始め
和也も早く、と子供のように急かすから
思わずクスクスと笑うと
笑わないでくれよ、と言いながら
翔様も照れ臭そうに笑った
「広いなぁ〜」
翔様は風呂場に入るといの一番に
大きな窓を開けた
「松の間のお風呂場と大差ありませんでしょう?」
ちょっと意地悪だったか
まるで太夫の部屋は初めてだと言わんばかりの物言いに
ほんの少しだけ、妬いたのだ
「それは嫉妬か?」
「嫉妬では御座いませんもん…」
「もん、て」
翔様がクツクツと笑う
「もうっ!良いではないですかっ!」
桐桶に湯を汲み
翔様に向かってエイッ、と掛けると
「やーめろって!
嫉妬する和也も可愛いよ?」
優しく笑ってそんなふうに言うもんだから
子供なのは僕の方だと恥ずかしくなって俯いた
「おいで。
身体、洗ってくれるか?」
コクン、と頷き
液体石鹸を海綿で泡立て
翔様の大きなお背中をまんべんなく洗う
「ほら、前も」
誘うように見つめるから
視線は外さずに
見つめ合ったまま、首、腕、胸と洗って行く
「ここから下は和也の手が良い」
海綿を奪ってポイッと投げるから
胸の泡を掌に掬い
泡で翔様の中心を包み、上下に擦り洗うと
「…はぁっ、」
「よくよく、洗いませんとね?」
「…っ、自分から仕掛けといてなんだけど、も、無理っ!」
泡だらけのお身体で僕を引き寄せて
内腿にスルリ、とその手を伸ばした
「ぁっ…」
「和也が欲しくてたまんないよ…」
「私もで御座います…」
翔様の指が蕾へと滑り落ちて行き
そっと、触れた
絡まり合う舌と舌の動きに
次の展開への期待が増して身体が疼く
褥部屋までの距離でさえもどかしい
もうこのまま居間ででも良いから、早う翔様と一つになりたい…
唇を重ねながら
翔様が着物を剥ぎ取るから
背広をスルリと脱がせ
スボンのファスナーに手を掛けた
「あっ!!」
思い立ったように翔様がガバッと僕の肩を引き剥がした
「…翔様…?」
「ごめん、和也。
走ってきたから、俺、すっげぇ汗かいてる」
「此処まで走ってこられたのですか?」
「色々と事情があってね…車使うと後々面倒でさ
よし、和也! 風呂行こう! ほらっ!」
翔様は僕の手を引いて
風呂場に向かった
いそいそと服を脱ぎ始め
和也も早く、と子供のように急かすから
思わずクスクスと笑うと
笑わないでくれよ、と言いながら
翔様も照れ臭そうに笑った
「広いなぁ〜」
翔様は風呂場に入るといの一番に
大きな窓を開けた
「松の間のお風呂場と大差ありませんでしょう?」
ちょっと意地悪だったか
まるで太夫の部屋は初めてだと言わんばかりの物言いに
ほんの少しだけ、妬いたのだ
「それは嫉妬か?」
「嫉妬では御座いませんもん…」
「もん、て」
翔様がクツクツと笑う
「もうっ!良いではないですかっ!」
桐桶に湯を汲み
翔様に向かってエイッ、と掛けると
「やーめろって!
嫉妬する和也も可愛いよ?」
優しく笑ってそんなふうに言うもんだから
子供なのは僕の方だと恥ずかしくなって俯いた
「おいで。
身体、洗ってくれるか?」
コクン、と頷き
液体石鹸を海綿で泡立て
翔様の大きなお背中をまんべんなく洗う
「ほら、前も」
誘うように見つめるから
視線は外さずに
見つめ合ったまま、首、腕、胸と洗って行く
「ここから下は和也の手が良い」
海綿を奪ってポイッと投げるから
胸の泡を掌に掬い
泡で翔様の中心を包み、上下に擦り洗うと
「…はぁっ、」
「よくよく、洗いませんとね?」
「…っ、自分から仕掛けといてなんだけど、も、無理っ!」
泡だらけのお身体で僕を引き寄せて
内腿にスルリ、とその手を伸ばした
「ぁっ…」
「和也が欲しくてたまんないよ…」
「私もで御座います…」
翔様の指が蕾へと滑り落ちて行き
そっと、触れた
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