びゅーてぃふる ❦ ふれぐらんす【気象系BL】
第1章 かりそめの遊艶楼
❦ 櫻井Side ❦
ずっと太夫ばかりで魅陰達のいる部屋に来るのは久しぶりだった
そこで初めて目にする山吹の着物を羽織った少年
ふいに顔が逸らされてイラッときたが、初物と聞かされて興味が湧いた
「じゃあ、コイツ
今日はコイツを買う」
その色白の肌を赤く染めてやる
部屋子に連れられた蜩の間で、改めて指名した魅陰の顔を見て少し戸惑った
なんて…あどけないんだ…
でも
俺が初客だと聞いてしまっては
「和也…!」
藍姫に寄せた身体の熱が和也に移って…手荒に押し倒した
すぐに止められて正気に戻ったけど
…落ち着け、ガッツいて俺らしくない
息を整えつつそう思って
褥部屋で再び和也に触れると、朱く色付いた口紅の上から血が滲んでいた
…そんなにか
水揚げしたてだっていうのに、早々に荒く扱った俺が怖いか
「ごめっ……ごめんなさい………」
決め細やかな肌から流れ落ちる透き通った涙に
一瞬、驚きはしたけどそれはすぐに引っ込む
だって俺はこの少年を金で買ったんだ
目尻から滴る涙を指で掬い、見せるようにペロッと舐め
「…大丈夫、気持ちよくするから」
見下しながら言うと、それに頷きながらも泣く和也が一層俺を煽った
「ん…」
口付けからすれば少しは落ち着くかと唇を重ねる
切れた場所から出た血の味が俺の口腔に広がった
和也は痛みを感じているのか表情が少し歪んで…
それでも歯列を割って舌を差し込んでやると、慣れない舌が初々しく俺のと絡む
「っふ…ん…」
「ん…ちゃんと息しろ」
まだ女性の経験もないんだろうな
キスさえもまともにできてない
「起きろ…」
自分の身体を上げてから半べその和也がゆっくり起き上がる
手を引いて俺の胡坐の上に乗せると
「脱がして」
逃がさないよう座った和也の腰に両手を回した
「…はい」
おぼつく手でワイシャツのボタンが外されていく
それをどんな顔で…最初こそ見ていたが
全部外される頃には俺も我慢できず、和也の着物を脱がしにかかっていた
布団の上に俺のシャツと着物、絡まっていた帯を放る
和也を膝立ちにさせ、赤い襦袢の前を開くと
緊張からかぷっくり勃ち上がった突起を口に含み
反対を指の腹で弄った
「あっ…」
女性のような華奢な身体がピクッと揺れ動く
ずっと太夫ばかりで魅陰達のいる部屋に来るのは久しぶりだった
そこで初めて目にする山吹の着物を羽織った少年
ふいに顔が逸らされてイラッときたが、初物と聞かされて興味が湧いた
「じゃあ、コイツ
今日はコイツを買う」
その色白の肌を赤く染めてやる
部屋子に連れられた蜩の間で、改めて指名した魅陰の顔を見て少し戸惑った
なんて…あどけないんだ…
でも
俺が初客だと聞いてしまっては
「和也…!」
藍姫に寄せた身体の熱が和也に移って…手荒に押し倒した
すぐに止められて正気に戻ったけど
…落ち着け、ガッツいて俺らしくない
息を整えつつそう思って
褥部屋で再び和也に触れると、朱く色付いた口紅の上から血が滲んでいた
…そんなにか
水揚げしたてだっていうのに、早々に荒く扱った俺が怖いか
「ごめっ……ごめんなさい………」
決め細やかな肌から流れ落ちる透き通った涙に
一瞬、驚きはしたけどそれはすぐに引っ込む
だって俺はこの少年を金で買ったんだ
目尻から滴る涙を指で掬い、見せるようにペロッと舐め
「…大丈夫、気持ちよくするから」
見下しながら言うと、それに頷きながらも泣く和也が一層俺を煽った
「ん…」
口付けからすれば少しは落ち着くかと唇を重ねる
切れた場所から出た血の味が俺の口腔に広がった
和也は痛みを感じているのか表情が少し歪んで…
それでも歯列を割って舌を差し込んでやると、慣れない舌が初々しく俺のと絡む
「っふ…ん…」
「ん…ちゃんと息しろ」
まだ女性の経験もないんだろうな
キスさえもまともにできてない
「起きろ…」
自分の身体を上げてから半べその和也がゆっくり起き上がる
手を引いて俺の胡坐の上に乗せると
「脱がして」
逃がさないよう座った和也の腰に両手を回した
「…はい」
おぼつく手でワイシャツのボタンが外されていく
それをどんな顔で…最初こそ見ていたが
全部外される頃には俺も我慢できず、和也の着物を脱がしにかかっていた
布団の上に俺のシャツと着物、絡まっていた帯を放る
和也を膝立ちにさせ、赤い襦袢の前を開くと
緊張からかぷっくり勃ち上がった突起を口に含み
反対を指の腹で弄った
「あっ…」
女性のような華奢な身体がピクッと揺れ動く