君がいるから~Sweet Life~
第7章 i
確かになぁ…
『親』からしたら反対するかもなぁ
嫁さんになる人が、修くんより15歳上で
しかも×2で父親違いの子供が3人と来れば…
何がどうなってそう言う関係になって、結婚話にまでなったのかは俺には分からないけど
「そりゃ俺だって『おめでとう!』とは簡単には言えないよ…」
翔ちゃんも複雑な顔をしている
「でしょ?!」
「けど、頭ごなしに反対とも言えない」
「なんで!!」
おばさん、頭から湯気が出そうなくらいに興奮してる
翔ちゃんは見た感じ、冷静…かな
「だって、修はもう成人してるし自立もしてるだろ」
「そうだけど…」
「失敗するにしても、それはそれでいいんじゃね?…あいつの人生だし」
投げやりなようだけど、至極真っ当な意見
「母さん達は、何もしなきゃいいんだよ」
「え?」
「自分で決めたんだから、給料が安かろうが生活が苦しかろうが、助けなきゃいいの」
翔ちゃんは、ここで何故か俺の方を見た