君がいるから~Sweet Life~
第7章 i
翔ちゃんが怯んだ
「いや、それは遠慮…」
「だって、分からなきゃ身を持って体験した方がいいって」
ニンマリする俺の目は…本気
「いやっいいから!しなくて良いから!」
ジリジリ近付く俺から、後退りをする翔ちゃん
俺は翔ちゃんの顔を両手で挟んで再び笑った
「やってみよっか…」
無理矢理キスをする
このまま押し倒してしまおうかと思ったら
翔ちゃんの目付きが変わった
「…力では、まだ俺の方が強いよ」
「へ?」
グッと頬を挟む両手を掴まれる
あれ?俺ヤバくね?
「せっかくの智からのお誘いだしね
…喜んで、いただきます❤」
「ちょ…っ待て待て待て!!誘ってない!誘ってないから!」
あっという間に立場が逆転し、俺は逆に押し倒されてしまっていた
翔ちゃんのバカーーー!!