君がいるから~Sweet Life~
第8章 f
「いいよ、イッて…?」
涙目で首を振る智をじっと見つめる
上気した頬が可愛い
赤く濡れた唇が、艶かしい
「翔ちゃ…、キスして」
…智からキスを求めてきた
「…もちろん」
俺は軽く微笑んで、…扱く手は止めないまま
智の唇に自分のそれを触れさせた
薄く開いたそこに舌を捩じ込ませる
少しだけ絡ませて外したら
智の方から深く舌を絡ませてきた
「ん…、んぅっ…んん!!」
くぐもった声が咥内に広がる
それと同時に、俺の手に智の熱が吐き出された
唇を離すと
智が空気を取り入れようと、必死に浅い息を繰り返す
イッた余韻に浸る智を待たず
俺は手に放たれた白濁を、智の後ろに塗り込めていった
「ちょ…っ待って…」
「待てない」
もう、俺だってはち切れそうに固くなっている
早く智の中に入りたくて
智の全てを奪いつくしたくて
蕾の周りを解しながら、指を差し入れる
そこは思いの外、スムーズに指を飲み込んでいった