君がいるから~Sweet Life~
第9章 3×e
いきなりの智の行動に、雅紀達が笑う
「もー…いちゃつくのは後にしてください」
二宮が呆れたような、だけど楽しそうに俺達を揶揄うから
「智、食べよ?腹減ってるだろ」
慌てて智を引き剥がした
こいつらがいなかったら押し倒してそうだ…
その後は、酒も入って皆で久しぶりに騒いだ
年甲斐もなくはしゃいだ
気づけばテーブルの周りに寝ていて
雅紀はしっかりと二宮を抱き締めていて
俺もまた、智を腕の中に納めていて
目が覚めた俺は
気持ち良さそうに眠る智の顔を見つめていた
大切な人の、生まれた日
きっと、俺と巡り会う為に君は生まれてきた
出会ってくれてありがとう
この先もずっと、こうやって祝っていこう
そして
いつまでも笑って生きていこう
俺と一緒に
愛してるよ、智
腕の中で眠る智に、誓いのキスを贈ろう
End