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君がいるから~Sweet Life~

第4章 2×e



「おわっ!智!包丁っ」

あわてて来たのはいいけど

手には出刃包丁を持ったままで…

しかも、それには魚の血

…恐すぎるから!


「あ…ごめん、置いてくる」

後ずさる俺を見て、可笑しそうに笑いながら

キッチンの中に一度引き返して、包丁を置いた

…ついでに手も綺麗に洗ってから

再び俺と二宮の傍に戻った


二宮はまだ、ぽろぽろと泣いていて




…何だか、おかしな事に巻き込まれそうな

波瀾の予感






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