恋しちゃ……ダメなのに
第2章 仮初の幸せ
桜さんの提案でファミレスに移動した。
適当にドリンクバーを頼んで飲み物を用意。
「奏でちゃんと話した後から話そうか」
「はい、お願いします」
「最初の夜、何も無いのに本が落ちてきたりとそんな他愛のない事から始まったんだ。
奏でちゃんの呪いの話は聞いてたしもしかしてとは思ってたけど、本が落ちるなんてめったに起きないし偶然かもしれない。そう思う事にした。
特に怪我も無かったしね……ただ、少しずつ怪我もになりそうな事が増えてきたんだ。
本を元の位置に返す時に使う台車に本を入れて動かしてるんだけどそれがいきなり壊れて足に本が当たった。
その時は奏でちゃんのがもっと辛い思いしてるし弱音はいたり出来ないと思ってたから言わないようにしようと思ったんだ。
桜さんにはすぐバレたけど……」
私は透さんが酷いことにあってるのに、何をしていたのだろうか。
桜さんももしかして何かあったのでは無いか?と思って桜さんの方をおそるおそる見た。
「奏でちゃん、安心して。私は何も無いから」
私はほっとため息をつく。
「続けていいかな?」
「は、はい」
「そんな怪我になりそうだけどならないような事が続いてたんだけど。ある日を境に回数は減ったけどダメージが大きくなっていったんだ」
「え??」
「それは、奏でちゃんがあの写メを送ってくれた日だよ」
「本当……ですか?」
「うん」
私は目の前が真っ白になりそうになりながら話を聞いていた。
この後透さんが何かをずっと言っていたけど、私は何を言ってるのか理解出来なかったし理解したく無かった。
ただ、それはその場限りの逃げであって
後になって、ちゃんと聞いておけばよかったんだと後悔する。
適当にドリンクバーを頼んで飲み物を用意。
「奏でちゃんと話した後から話そうか」
「はい、お願いします」
「最初の夜、何も無いのに本が落ちてきたりとそんな他愛のない事から始まったんだ。
奏でちゃんの呪いの話は聞いてたしもしかしてとは思ってたけど、本が落ちるなんてめったに起きないし偶然かもしれない。そう思う事にした。
特に怪我も無かったしね……ただ、少しずつ怪我もになりそうな事が増えてきたんだ。
本を元の位置に返す時に使う台車に本を入れて動かしてるんだけどそれがいきなり壊れて足に本が当たった。
その時は奏でちゃんのがもっと辛い思いしてるし弱音はいたり出来ないと思ってたから言わないようにしようと思ったんだ。
桜さんにはすぐバレたけど……」
私は透さんが酷いことにあってるのに、何をしていたのだろうか。
桜さんももしかして何かあったのでは無いか?と思って桜さんの方をおそるおそる見た。
「奏でちゃん、安心して。私は何も無いから」
私はほっとため息をつく。
「続けていいかな?」
「は、はい」
「そんな怪我になりそうだけどならないような事が続いてたんだけど。ある日を境に回数は減ったけどダメージが大きくなっていったんだ」
「え??」
「それは、奏でちゃんがあの写メを送ってくれた日だよ」
「本当……ですか?」
「うん」
私は目の前が真っ白になりそうになりながら話を聞いていた。
この後透さんが何かをずっと言っていたけど、私は何を言ってるのか理解出来なかったし理解したく無かった。
ただ、それはその場限りの逃げであって
後になって、ちゃんと聞いておけばよかったんだと後悔する。