恋しちゃ……ダメなのに
第2章 仮初の幸せ
午後体調がよくなり、外出許可が下りるか聞きに言ってみた。
「外出したいんですが」
「図書館行きたいんですよね?聞いてますよ」
「はい」
「ご飯の時間前には帰ってきてね、取りにこないと下げちゃうから食べれなくなるのと……その格好で行くのはどうかと思うから着替えてらっしゃいな」
私は言われて気付いた。
ナースさんが着せてくれたであろう、入院服を着ていることに。
「は、はい」
私は母さんが持ってきてくれた服を漁り外に出れそうな服を着た。
羽織るものとかも無かったからそのまま病院を出て家に向かった。
自転車とスマホを取る為だ。
母さんにすぐに外出許可取るなんてとお小言を言われたけど
そんなのはどうでも良かった。
早く図書館に行きたい、早く透さんに会いたい。
普段の学校帰りと違いいつもより速い時間帯に図書館に着いた私は目の当たりした。
透さんが包帯を巻いている事に。
「透……さん」
「……え?奏ちゃん。どう……して」
「透どうしたのー?……え?奏ちゃん」
三者三様の驚きの声が響き3人とも固まる。
「な……なんで言ってくれないんですか!」
「奏ちゃん、これはね。奏ちゃんのせいじゃないから」
「嘘です……私が好きになったから。透さんも傷ついたんです」
「透、本当の事を言ったら。どうせ気付くと思うし。女の子はね、そういうのに敏感だからすぐ分かるの」
「奏ちゃん……ごめん嘘ついてた。最初に会った日から少しずつ怪我が増えてったんだ」
「ごめんなさい、透さん、ごめんなさい!!」
私は謝る事しか出来なかった。
「ちょっと長い話になりそうだから場所変えようか奏ちゃん」
と桜さんが提案。
私は頷く事しか出来なかった
「外出したいんですが」
「図書館行きたいんですよね?聞いてますよ」
「はい」
「ご飯の時間前には帰ってきてね、取りにこないと下げちゃうから食べれなくなるのと……その格好で行くのはどうかと思うから着替えてらっしゃいな」
私は言われて気付いた。
ナースさんが着せてくれたであろう、入院服を着ていることに。
「は、はい」
私は母さんが持ってきてくれた服を漁り外に出れそうな服を着た。
羽織るものとかも無かったからそのまま病院を出て家に向かった。
自転車とスマホを取る為だ。
母さんにすぐに外出許可取るなんてとお小言を言われたけど
そんなのはどうでも良かった。
早く図書館に行きたい、早く透さんに会いたい。
普段の学校帰りと違いいつもより速い時間帯に図書館に着いた私は目の当たりした。
透さんが包帯を巻いている事に。
「透……さん」
「……え?奏ちゃん。どう……して」
「透どうしたのー?……え?奏ちゃん」
三者三様の驚きの声が響き3人とも固まる。
「な……なんで言ってくれないんですか!」
「奏ちゃん、これはね。奏ちゃんのせいじゃないから」
「嘘です……私が好きになったから。透さんも傷ついたんです」
「透、本当の事を言ったら。どうせ気付くと思うし。女の子はね、そういうのに敏感だからすぐ分かるの」
「奏ちゃん……ごめん嘘ついてた。最初に会った日から少しずつ怪我が増えてったんだ」
「ごめんなさい、透さん、ごめんなさい!!」
私は謝る事しか出来なかった。
「ちょっと長い話になりそうだから場所変えようか奏ちゃん」
と桜さんが提案。
私は頷く事しか出来なかった