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恋しちゃ……ダメなのに

第1章 実らない恋

次の日から不安もありつつ放課後に図書館行くのが楽しみになっていた。

学校も1人でもそんなに気にならないようになってきていた。

1人でも支えの人が居るそれだけで昨日までの学校とは違って見える。

私は私。

呪いの少女でもない。
篠宮奏。

それが分かってから学校が終わるのはあっという間だった。

帰りの会が終わると我先に1番に教室を出た。

早く図書館に行きたい。

透さんに会いたい。

宿題も昼休みに終わらせた。

だから今まで話が出来なかった分いっぱい話したい。

家に帰り急いで部屋に入りランドセルを置いて

親に渡された問題集が入ってる鞄に本を数冊投げ込む。

「図書館行ってくる!」

とだけ言って家を出た。

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