
キミまでの距離
第4章 いくつもの夜
動きをとめて指を抜く。
「…どうしたの?」
「和。やめよ。」
「!どうして?」
「だって和、痛そうだし。苦しんでるのがわかるから。」
和は俺の胸に顔をくっつけてきて、
「大丈夫。最後まで…お願い。」
そう言った。
うそだろ。
なんで?
「言ったよね?
雅紀とひとつになりたい、って。」
!
和。
これ以上好きになるなんてないってくらい好きになってるのに。
際限なく、この愛情は積み重なる。
「ごめんね。」
「謝ることないよ。」
「和。大好き。」
「うん。俺も。
だから俺を全部、雅紀のものにして。」
「和。」
「泣かないで。」
そっと俺の頬に口づける和。
俺が泣いてどうすんだよ。
「…どうしたの?」
「和。やめよ。」
「!どうして?」
「だって和、痛そうだし。苦しんでるのがわかるから。」
和は俺の胸に顔をくっつけてきて、
「大丈夫。最後まで…お願い。」
そう言った。
うそだろ。
なんで?
「言ったよね?
雅紀とひとつになりたい、って。」
!
和。
これ以上好きになるなんてないってくらい好きになってるのに。
際限なく、この愛情は積み重なる。
「ごめんね。」
「謝ることないよ。」
「和。大好き。」
「うん。俺も。
だから俺を全部、雅紀のものにして。」
「和。」
「泣かないで。」
そっと俺の頬に口づける和。
俺が泣いてどうすんだよ。
