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キミまでの距離

第5章 紹介

お昼にはもう遅い時間。

俺は和の働くお店にやって来た。

ランチを食べに、
和の働くところを見に。

【Time】

と書かれた看板の前でメールをした。

しばらくすると和が裏から出てきた。

「すぐわかった?」

「うん。わかり易かった。」

「ちょうど、お客さん引いたから。」

そう言ってお店のドアを開けて俺を促す。

「「いらっしゃいませ。」」

和から聞いていた、“潤くん”と“リーダー”に笑顔で迎えられて、

「こんにちは!はじめまして。
相葉です。」

とお辞儀をした。

和が紹介してくれる。

“潤くん”が、

「相葉くん。はじめまして。にのがお世話になってます。」

真面目な人なんだろう。
しっかりとお辞儀をされた。

「いえいえ、そんな。」

手を振りながらペコペコしてたら、

「これからもよろしくね。」

ニコッと笑って“リーダー”が座るようにイスを引いてくれた。

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