テキストサイズ

キミまでの距離

第6章 独占欲

固まってしまった。

「どうした?」

「うん…ほんとに。
気持ちよくて…
おかしくなりそうだった。」

………

「かず〜。」

「うわ!ちょっと!
色々とベタベタだし…
お風呂いこ!」

抱きついてきた雅紀を押さえつけて風呂場へ向かう。

綺麗に洗ってふたりして又々湯船へ。

今度は雅紀が後ろから抱きしめてる格好。

「ね?」

「んー?」

「こんなのってある?」

「なにが?」

「体の相性…」

「ぶっ!」

雅紀は吹き出したけど、本当に真剣に俺、思ってんだよね。

だって今までの経験はなんだったの?

女の子より、いい、って、どういうこと?

「俺…今までで一番?
あぁ、こういう言い方は良くないか?

とにかく、

気持ち…いい…。

すげー気持ちいいんだけど。」

ストーリーメニュー

TOPTOPへ