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第3章 わんこのお世話

ベッドの上。

相葉くんに水を渡す。

念のため熱を計る。
やっぱり。
ちょっと熱がある。
でも微熱だから今日ゆっくりして沢山 睡眠を取れば大丈夫なはず。

今日、普段と少し様子が違った。
動きが鈍いし、いまいち元気もなくて。

「疲れが出たのかも。早く寝て。」

相葉くんを横にして俺は片付けでもしようと座ってたベッドの端から立ち上がる。

「にの。」

「んー?」

「ありがとう。」

「ん。」

「にの?」

「なに?」

「にのも一緒に寝よう。」

……

「ふふ。わかった。ちょっと待ってて。」

俺は簡単にリビングの片付けをして冷蔵庫から冷却シートを取り出して寝室に戻ると、相葉くんのおでこにそれを貼った。

「いい気持ち。」

「そう。よかった。」

ごそごそととなりに潜り込むと、ぺたりとくっついてきた、俺の可愛いわんこ。

なでなでしながら、

「たまには早く寝るのもいいね。」

最後に唇にそっとキスをして、おやすみと言い合って目を閉じた。

明日は元気なわんこが纏わりついてくるのを願いながら。


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