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第7章 運命の人
n side
切なくなったり、喜んだり、思いにふけったり…忙しい俺の恋人。
可愛い可愛い恋人をそっと抱き寄せる。
「俺も運命なんて信じてないけど。
でも、なんとなくだけど自信?あるよ。」
「どんな?」
「出会う運命。」
「…にのぉ。」
泣きそうな顔で俺の胸にうずくまって苦しいくらいにギュウギュウ抱きついてくる相葉くん。
「運命かどうか…
でも…ずっと探してると思うよ?
お前に出会うまでは。
なんちゃってねーー…
わ!んっ!」
勢いよく相葉くんにガバッと唇を奪われた。
運命かぁ
ま、あんま信じないけど。
運命としかいえないこともあったりなんかして。
だって想像できないもんね。
お前いないの。
という訳で。
これからもよろしく、ってことで。
思いを込めて送るお返しのキス。
くふふといつもと同じ声が耳に届くのを嬉しく感じながら目を閉じた。