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season

第9章 一緒に帰ろう



今日は相葉くんの大舞台。


本人はもちろん俺も他のメンバーだってハラハラドキドキ。


でもね、
心配いらなかった。

普通に、
やってのけた。


そりゃ緊張はしてたよ。
俺もしてた。


だけどちゃんとやり遂げたね。

無事に終わって本当によかった。


心配したり誇らしく思ったりした今回のことは、今になって思えば全ていい経験、勉強。


でも。

やっぱり。

一緒にいたかった。


楽屋も移動もいつもいる人がそばにいなくて、視界に入らなくて寂しくて仕方がなかった。


だから今日帰ったらたぶんあいつが引くくらい、うっとおしがるくらい、そばにくっついてようかと思ってる。

それから、すっごく疲れてるあいつのために、俺が全部してあげるつもり。

お風呂洗って、沸かして、一緒に入ったら頭も身体も洗って。

歯も磨いてあげます。

あ。もちろん服も脱がせるし、着せるよ。

髪の毛をドライヤーで素早く乾かしてベッドへも手を引いて連れて行こう。

エッチしたいとこだけど、
姫始めは明日でいい。

そっとキスをして胸に抱きとめて眠りに誘おう。

背中をトントンしたらきっとすぐに眠るはず。


ああ。

早く帰って布団の中に入りたい。

ふたりで毛布にくるまって眠りたい。

そんなことを思いながら…



待ってんの、相葉くんを。



だってこの後いつもの初詣もあるし、帰るのは一緒だから。

だから早く俺のとこへ戻ってきてね。

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