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第9章 一緒に帰ろう



そして今ベッドの中でスヤスヤ眠るにのの寝顔を見つめてる。


かわいいなー


何回だって眠れるし、
いつまでだって眠れるし。

それと同じ。

何回だってヤれるし、
いつまでだってヤれる。

俺が疲れてると思って自分がリードして動いてってことだったんでしょ?

ありがと。

でもね。

俺がにのを欲してるし、可愛がりたいんだ。

だから受け止めてね。

にののほっぺにちゅーしてはむはむ。

「んー。」

「にの?」

「う…ん?」

「もっと。」

「…ん?なにが?」

「もっと、にのが欲しい。」

寝ぼけた頭に俺の言葉が処理されている最中なのか、まだピンときてない表情を見てると驚いた後で恥ずかしいという顔になった。

「…だめ?」

「だめ…なわけない!」

ガバッと俺の上に乗るから慌てて身体を捕まえてゴロンとなった。

「大丈夫。
今度は俺がたっぷり可愛がるから。」

「…」

恥ずかしがって顔を俺の胸に埋めたから、そのうなじに、首筋にたくさんキスをした。


いっぱいのキスと、
いっぱいのすき。


腕の中にいるこの愛おしいかたまりを大切にしようと改めて思いながら可愛い口を見つけてキスをした。

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