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第1章 ほっぺた

そんな思いを知ってか知らずか。

リーダーが話しかけてきた。

「心配しなくていいよ。」



「にのは誰よりも相葉ちゃんに触られるのが好きだから。」

「どーしてそう思うの?」

「前、企画で写真取り合いっこしたのがあったじゃん。あれ。あんな嬉しそうなにのの顔ってないよ。嬉しそう…っていうか幸せそう?」

あ。

俺はすぐにわかった。

コンサートのグッズ写真。
俺も好きな写真。
俺がにののほっぺたつまんでるやつ。


「それに。相葉ちゃんのにのを触る手。そんな優しく…って。愛だね。」

ふにゃっと笑ったリーダー。

「へへへ。リーダーありがとう。」

いつもこうやって気持ちを軽くしてくれる。
その優しさにも愛があると思ってるからね。

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