ラブリー
第3章 la vie en rose
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あれから何度か仕事終わりに、にのとご飯食べて帰るんだけど、明日が早い、ってその場で解散になる。
俺はその度にどんどん不安になっていった。
もしかしたら後悔してる?
俺とこうなったこと。
んー、違うな、もっとピンポイントで。
現実的に…
単純に…
エッチが怖いんだと思う。
これもう考え出したらキリがない。
それに。
厄介なことに俺もちょっと怖くなってきてる。
にのを怖がらせたくないし、にのが嫌がることをしたくないんだ。
なにより。
これより先に進めないのも悲しいというか、なげかわしいけど…
にのを失いたくない。
それだけは絶対。
繋がるだけがエッチじゃないよ…な。
…これは本心じゃないけど。
やせ我慢でもカッコつけでもなんだっていい。
にののそばにいれれば。
触りっこでもいいじゃん。
こないだみたいに気持ちよくさせてあげるのだって。
…やば。
思い出したらムクムクしてきたちんこが痛い。
こんなんで大丈夫か?
にのの肌の感触や漏れ出た声が再生されて。
今すぐにのに触れたくなった。