無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

じっと俺の胸にしがみつくにのが、もぞもぞと動いたと思ったらキスしてきて心臓が飛び跳ねた。

「にの？」

「…」

ひとしきり熱烈なちゅーをしたと思ったらまた胸の中に戻ってしまった。

「俺のこと…やんなった？」

「えっ？」

なに言ってんだ？

俺に回した手にギュッと力が入るのがわかる。

「俺のこと、好き？」

「好きに決まってる…
お前なに言ってんの？」

「だって、連絡してこないじゃん。もうめんどくさいって思ってるんじゃないか、って、」

「…ごめん、ちょっと弱気になってた。でもイヤとか意味がわからん！ないって！
それに…お前が俺を避けるみたいにしてたよね？」

「…ごめん。
忙しかったのも本当。
でも避けてたのも…本当。
時間作ろうと思えば作れた。」

「にの…」

俺もちゃんと言おう。

にのの背中を撫でながら思ってることを口にした。

「にのが嫌なら、怖いなら、もうセックス…しないでいいや、って思って。
一緒にいるだけでも嬉しいけど、一緒にいたら触りたいの我慢できないし。
最後まではしないから…イチャイチャしたい。

…にのに触りたい。」

にの…

今だって真剣に話してるのに手が服の中に入りそうになってる。

こんな俺を許してくれる？