ラブリー
第4章 la vie en rose 2
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あれ?
えっと…
今って?朝?
ここは…俺んちだ。
帰ってきたんだ。
俺の体に手足を巻きつけて抱きついてるかたまりを見て安心してすり寄る。
相葉くんの匂いだ。
心がほどけていく感じに心地よく目を閉じてるとそのまぶたに何かが押し当てられたのがわかった。
それは相葉くんの唇。
薄目を開けると、ふふん、と微笑んでもう一つのまぶたにも、頬にも唇が落ちてきた。
「起きてたの?」
「ん、さっきね。ちょっと目が覚めた。」
首から耳の後ろあたりでもぞもぞしながら喋るからくすぐったい。
「にのぉ。」
「ん?ね、ちゃんとこっち向いて。」
そう言うとすぐに近づいてきた。
間近で相葉くんの顔を見るとなんにも変わってなくて嬉しくなった。
「ね、キスして。」
「ん。」
ちゅっ。
可愛いキスにときめいてるのは確かだけど。
「もっと、ちゃんとして。」
「えー。」
さっきより長めの角度を何度か変えたキスをされた。
「口、開けて。」
「…」
「ベロ、出して。あー、って、」
「あー、」
出された舌をペロッて舐めて吸いついた。