ラブリー
第4章 la vie en rose 2
俺の言う通りにする相葉くんを好きなように導く。
主導権を握った俺はその差し出されたやわらかい舌に俺のを絡めるとそのまま口内をなぞった。
最初こそされるがまま?好きにさせていた相葉くんだけど、我慢できなくなったんだろう。
負けずに積極的に俺のに艶めかしく絡ませたあとそれは首筋へと移動して乳首へと向かった。
緩急つけた刺激に身悶えてると後ろを解すのがわかっていつものことだけど意識してしまいこわばる身体。
手を動かしてベッドの上に転がってたクッションを引っ掴んで顔を埋めるように抱きしめた。
念入りというのがピッタリなほどに解きほぐされたそこ。
息が上がってその先の刺激を求めて身体は熱くなるばかり。
「にの?」
「んう?」
クッション越しに俺と視線を合わせた相葉くん。
恥ずかしいから喋りながら指動かすのやめてくんない?
「これ、離そう?」
クッションのことを言ってるのはわかるけど。
「抱きつくなら俺にして?キツくしてもいいから。それに…」
「なんだよ。」
「声も…出していいんだよ?」
「ばっ、」
なに言ってんだ、って言い返そうとしたんだけど。
寂しそうに翳った瞳の色を見て言うことをきこうと思い直した。