ラブリー
第4章 la vie en rose 2
ゆっくり…
ゆっくり入ってきた。
すごくきついけどあったかい。
根元まで埋め込まれた相葉くんのは中に収まったまま。
…全然動かない。
へ?
焦らしてんの?
それとも気遣ってるのか?
「焦らしプレイかなんかかよ、」
「たまんね。」
被さった言葉に相葉くんを見上げると幸せそうな顔。
は?
そんなに?
まじまじと見つめてると、
「動きたいけど動きたくない、ってゆーかー、」
首筋や胸元に、ちゅっ、ちゅっ、とキスされた。
「やっぱ焦らしプレイか。」
火照る身体をくねらせて照れ隠しにイヤミを言う。
「だってさ、動かしたらすぐイっちゃいそう。」
「え?」
「でも…動くね。」
中にいるんだから引くかと思ったら途中まで引くとすぐ突かれた。
中をグルンと擦ってきて。
「あ!」
そりゃ声も出るわ。
おっきいボリュームの。
「お、いっぱつで当たった?」
それはさっき何度も感じた場所。
グリグリされてビリリと走る快感。
「あ!ん!」
「そんないいの?」
「やだ、や、め、」
「やめるの?」
「だって、お、おかしく、なり、そ、」
「おかしく、なって?」
そう甘い声で言われて一層俺は快楽へと導かれる。