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ラブリー

第4章 la vie en rose 2



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にのの目から涙がこぼれ落ちるのを見ていた。


「泣くなよ。」

指で拭うとまたあふれてくる。

悲しい涙でないのはわかるんだ。

だって視線を合わせて幸せそうに微笑むから。

にのへの想いが膨らんで、ついでに俺のムスコも膨らんだのか、にのが喘ぐ。

「ぁっ…あぁ、」

ホントに声を我慢するのやめてくれてる。

素直になってくれたにのがたまんない。

「ね、きもちい?」

「ん、きもち、い、」

さっきからにのが俺の揺さぶりに合わせるような動きを見せる。



腰が動いてる。



積極的なその行為が嬉しくて気持ちが昂ぶった。

「きもちいー。」

「きもち、い、い、」

「すきだ、」

「すき、」

俺の言葉にオウム返しするにの。

おかしくて、

可愛くて、

俺もう無理。


パンッ、パンッ


腰が当たる音。

抜き差しする度に卑猥な音がするのも。

一層、乱れる材料でしかない。

にのもそうでしょ?



「も、イく、」

「んぁ、イ、イくっ、」




たぶん同じタイミングで性は放たれた。

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