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ラブリー

第6章 シリウス



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相葉くんを好きだと自覚して、ちゃんと伝えられて。

バカみたいに何度もキスして抱き合って眠った。




「おめでとう!」

すごくうれしそうに俺たちがくっついたことを喜んだ翔ちゃんとリーダー。

松潤にも伝えると、

「もー、ちゃんとしてくれよ?
じゃないとグループ内恋愛禁止にするからな!」

「はい。潤くん、ごめんなさい。」

「ちゃんとします。」

二人して頭を下げた。

「あそこみたいにね。
くれぐれも知られないように。」

あそこみたいに?

潤くんは涼しい顔で翔ちゃんを見た。

相葉くんに訊こうとしてピンときた。

そう、あの時、リーダーが言ったこと。

“俺らのことは追い追い”

その言葉の意味。

リーダーに呼び出されたら翔ちゃんもいて。

三人で飲んでた話を言ってるんだと思ってた。

相葉くんの恋愛相談に乗ってたんだと。

違ったんだ。

“俺ら”は二人のことだったの?

相葉くんは知ってたの?


少し前に知って…あの日、知ってから初めて二人と会って。


相葉くんの話に耳を傾けてるとスタッフに呼ばれてその場を離れた相葉くんに変わって翔ちゃんが話してくれた。



翔ちゃんから、相葉くんが突き動かされた友人の話を聞いてちょっと泣きそうになった。

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