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ラブリー

第1章 いとしいひと



これからも不安にさせたりすれ違ったりするだろう。

こんなことがあるたびに心臓がもたない気もするけど鍛えられていくかもしれないから、それもいい。

でも今度わかったこと。

俺が思うより俺はにのがいないとダメで、にのは俺のことを好きでいてくれるということ。

わかったつもりでいた。

わかってる自負もあった。

自分のこともだけど、にののことは特に。

これから先も忙しい毎日の中で置き去りにしたり心を配れなかったりもすると思う。

その時は今日みたいに追いかけよう。

きっと大丈夫。

たいせつにしたい気持ちがあるのなら。

だけどできるなら後からのフォローより先に言ったり訊いたりしよう。


寂しい?って訊いたら、
寂しくないって言うかもしれないけど。


もう1回訊いたら、意外とすんなり寂しいって言うかも。

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