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ラブリー

第1章 いとしいひと



次のみんなで仕事の日。

「今日は会える?」

俺が楽屋に入るなり一目散に駆け寄って来たにの。

「うん!一緒に帰ろ?
なんか食べて帰る?買って帰る?」

「買って帰ろ?寒いし、家でゆっくりしよーよ。」

なに買って帰ろうか、って最近、収録で扱ったお店の話をしながらテイクアウト情報を携帯で探ってたら、翔ちゃんも覗き込んできた。

「ここテイクアウト出来るよ。
こないだ俺も食べた。うまかったー!」

「なになに?楽しそうだねー。」

松潤も会話に参加して盛り上がってると震えた携帯。

「あ、どうもー。はい。
あ、はい…。」

会話をしながらチラチラ送る俺の目配せに、にのは察したのか猫背の体を更に丸めて顔をそむけた。

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